2010年12月28日火曜日

侮れないiPhone画質


十分な光量があれば劣化せず階調豊かな写真が撮れる。
粒子の粗さがフィルムっぽくて好き。

2010年12月27日月曜日

雑記001

何が欲しかったのか 見たことのない貨幣?6円硬貨、49円硬貨、たたみ方が悪くて肩をいためそうだったから苛立っていた、もう後15分で暗闇になるというのに彼らははしゃいでいた 少し降られたが、すぐに晴れた 寝たきりの老婆の店主の元に集金人がやってくる 15回ガチャ回したとこで目覚めた

動物を飼わない人間は不道徳で不寛容だと見なされる、それが嫌だからアンドロイドの動物を飼育する

あなたが眠っている間、少しだけ借りされてもらった ひどく疲れてるかもしれれない もし時間が許すなら、もう一度眠るといい

予期せぬ来訪者からの祝福を受ける 終わりでもあり始まりでもある場所で

心地よく響くロードノイズ 誰のためでもなく仕事をこなす信号機 死ぬならこんな場所で死にたい

あなたは幽霊かもしれない 私もそうかもしれない

彼は日中、ぼんやりと飛行機を眺めながらあってないような業務をこなす 彼の元にかかってくる電話の多くは恫喝まがいの値下げ交渉だが、時折彼が唯一得意と自負するツアーコンダクターの依頼もこかってくる 彼にはその電話の違いが、受話器を取る前に分かるのだという

彼女はそこで占いのようなことをしているだとか、旅行の代理店をしているとか、いかがわしい類のマッサージを行っているだとか、いいように噂されていた

降り続ける雪 静まり返った夜の駐車場 氷漬けにされて何万年も眠り続けるロボットの少年の映画を思い出す

田舎のスーパーマーケットの広大な屋上駐車場で 安くて萎びた水気の薄いケーキを食べる 風が化学工場が発する独特のゴムの臭いを運んでくる

セックスをする理由を尋ねると、行為によって彼は現実と繋がれるのだという。夢と現実が時々わからなくなるという

沢山の線路、ただ今は使われてなさそうだった。防波堤は高く向こう側の景色を見ることは叶わなかった。おそらく部屋からなら見えるだろう。ここへは朝早くにたどり着いた。駅前にあるファストフード店は開いていたから後で行くつもりだったが機会を逸してしまった。

この町に暮らす人たちは気さくで明るい印象だ。女子生徒の集団が飛んだり跳ねたりしていた。彼女たちはパフォーマーだろうか?22時から3時の間は部屋に人を上げるための条件をクリアしなければいけないようだった。

海沿いの温泉街、通過するはずだったが一泊することにした。勘違いだったようでホテルも手配されていた。カプセルホテルの高級版のような。一番の部屋だった。動く階段で靴を落としたが後で取りに行けばいい。暗くなり始めていたが窓からの良い景色を何枚か撮れた。

もともと沖縄で国外に逃げる連中の手伝いみたいなことをしてた 元ドライバーの男は話し始める

距離 時間 場所 進むこと 戻ること 遠くまで行くということ

都心から50kmは離れた郊外の巨大な商業施設の廃墟の立体駐車場から都心部のビル群を見る。シャッターを押す間もなく移動を促されたのが悔やまれる。予定よりも早く電車に乗ったが1時間当たりの往来本数が少ないから仕方がないのだろう。

猫が追いかけっこしている。こんなに森が多かったのかと驚いた。駅前の雑居ビルはレンタルルームになったらしく、セーラー服を着たおばさんや二次会帰りのサラリーマンと会談ですれ違った。10Fまで登ればもう少し開けた景色が見えるかと思ったが、期待したものはビルに阻まれて見えなかった。


2010年12月26日日曜日

座礁船




明け方仕事を終えて横浜から高速で福島へ。
小名浜に座礁したパナマ籍貨物船を見に行った。

到着したのは朝の9時。ちょっと撮って、眠くて、車内泊。



昼に起きてまた少し撮った。人が集まりだしてたので興が醒める。
また寝る。


夕方。また少し撮った。

明日明後日にもタグボートが出動して押したり引いたりするらしい。
倒れて重油が漏れたら大変だろう。
綺麗な海だった。そして座礁船も綺麗だった。

クリスマスに座礁船。悪くない。
帰りは下道でチンタラ帰った。

2010年10月27日水曜日

zakki -2


まどろみの中で夢と現実が混同し架空の記憶がまるで真実の記憶かのように振る舞いひどく混乱してしまう


量子力学、ハーメルンの子供たち 何人かの意識を経由させる 足がつかないように 濡れ衣 冤罪である 二人は何1つとして落ち度はない 安易な分かりやすい動機を求めたがる 大量の服の山 沈黙に伝う雨音 三人の距離

彼女の指の幾つかは引きちぎられたろう その痛みと引き換えに安心を掴んでいる 泣いていた 声を出さずに / 日記を辿るようにその日付へ F&D
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波と粒子と結果と過程 確率分布 量子力学は気を狂わせるのに適してる 麻袋を引きずって 街から疎とへ山をかき分けて 雪原に死す 全てはショーだった 橋の上から声が聞こえる 顔はよく見えない きっと笑っているんだろう

太陽を追いかけるオオカミ 呑み込まれて暗くなって 悪意は流れてくる いくら判を押しても追いつかない 許可をもとめている それは私でなければ務まらないらしい 奇跡や非現実を体験する

空腹ならばドギツイ睡魔は襲ってこない。自分の場合は。空腹時には死にたくない、あの世でもずっと腹を空かすことになる。永遠に。「あなたの居場所を知ってるのは私だけなのよ」と頭の中に囁かれた。ヤバかった。

いま彼女は宇宙の始まる前にいる それを宇宙から眺めている 最初から諦めた生き方はしたくはないから 思念は次の宇宙を創生する 無を理解しようとしているだけ それはつまりすべてだから それなりの熱がないと深い場所から引き出すことはできない

プロパガンダに利用され無残な最期を大衆に晒し死んだ 未来永劫消えることはない 未来を変える エネルギー消費 千里眼 予知者の膨大な知識量 病気 何かを読んでないといられない 出す ときは思考に縛られず速記に近い

放り棄てられたように ここに 繋がりは見つからない 三人目の意識 炎天下の町は迷路のよう 脳が見せる幻 記憶の集合と重なる

時間をかけて歩いてみたかった 通り過ぎて行くだけだったから 看過できないものをみつけて 超常現象と徹底的に突きつけられる現実 オーロラが街に溢れて 幽霊と共に 消失した男と 惨殺された男 基地の男から買う銃

喪失はあらゆる場所にあり あらゆる場所で失われる 冷蔵庫と壁の隙間に向かって話しかける 死体が待つ家に帰りたくない 男の恋人の視点で、彼は害悪だが救世主でもある

最果ての 轢かれた鹿 棄てられたコンテナ船 戦争遺跡 無人の街 もうそろそろ旅は終わろうとしている どこにもたどり着けず 何も見出せず 壊れた車は

森の中のシェルターで育ち ある朝 なぜ? 誰も彼もを殺すことはできないから 傘をさしている 一人 濡れることはない 夜から夜へ 超自然的なものに縋る 洗脳 全員殺すまで終われない

退職間際の男が犯したどうしようもなく稚拙な犯罪 釈放後に語る こんなことがしたかったんじゃない 家族は

その吉祥寺に似た街を一人で歩いてると娼婦が声をかけてきた。「これからどう?最後までいけるよ」中国系だろう。カタコトの日本語だ。俺は憤怒し「最後まで一緒に行ってくれるのか?来い!」と女を連れ海へ行き心中しようとした。巨大な船が現れ、俺は女を船に乗せ見送った。2005/12/13